古来より神様に手を合わせる風習が根付く日本では、神社はなくてはならない存在です。

多くの日本人の心の拠り所でもある神社は全国に無数とありますが、実は愛知県は神社王国としても知られています。お寺を含めた神社仏閣数が全国一多く、あの京都でさえ足元に及ばないほど。

そんな愛知県は由緒正しき神社も多く鎮座しており、巡るのも楽しみなエリアです。今回はドライブ途中に立ち寄れるおすすめの神社をご紹介いたします。

熱田神宮(名古屋市熱田区
~三種の神器を祀る全国屈指の有名神社~

名古屋市の中心部からほど近い熱田の杜に鎮座する熱田神宮は、伊勢神宮に次ぐ格式があるとされる神社です。

三種の神器のひとつ「草薙神剣」を御神体とし、日本武尊や皇室ともゆかりがあるのが特徴的。それゆえ例大祭でもある熱田祭りの折には皇室からわざわざ勅使がお見えになるほどですよ。

格式の高い熱田神宮ですが、市民からは「熱田さん」の愛称で親しまれる存在で、日々の暮らしに密接に関わっている庶民派の側面も持っています。

大都市に鎮座しているため、初詣は全国屈指のにぎわいで、毎年230万人もの初詣客が三が日に参拝。11月の七五三では、可愛らしい姿をした多くのお子さんに心までほっこりさせられます。

1900年以上もの歴史をもつ熱田神宮には、数々の歴史スポットも点在。代表的なものが織田信長が桶狭間の戦いで勝利した折に寄贈した「信長塀」で、信長ファンにもおすすめスポットです。

また参拝後にぜひ立ち寄りたいのが名古屋めしの「宮きしめん」。こちらは境内に店舗を構えており、熱田の杜を感じながらきしめんを味わえますよ。

【基本情報】
住所:〒456-0031 愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1-1
参拝時間:24時間可能
アクセス:名古屋高速大高線「堀田出口」より約10分
駐車場:あり(無料)
公式HP:https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/

田縣神社(愛知県小牧市
~奇抜な豊年祭の知名度はワールドクラス~

五穀豊穣を守護する御歳神を祀る田縣神社は、例大祭として執り行われる豊年祭があまりにも有名な神社です。

神社周辺は、男茎形を奉納する俗習が古くからあったとされる地域で、豊年祭はこの土着信仰と五穀豊穣祈願が結びついて始まった祭りです。

長さ2メートルもの男茎形を神輿に担いで奉納し五穀豊穣を願う祭りに観客も笑顔で拍手喝采。テレビの取材だけでなく、海外からこの祭りを目当てに来日する観光客も多く、ワールドワイドな雰囲気を味わえます。

田縣神社は明確な創建年度が不明ですが、9世紀には古書での記述があることから、かなり古くからこの地に鎮座。

地元では子宝のパワースポットとしても知られていて、参拝して男茎をさすることで子宝に恵まれるご利益が期待できますよ。

神社本殿には男茎形の御神体が常に祀られており、年中拝むことが可能。一本の檜を切り出して作られたアートとも言える御神体は、一度は拝んでおきたいですね。

【基本情報】
住所:〒485-0004 愛知県小牧市田県町152
参拝時間:24時間可能
アクセス:名神高速「小牧IC」より約15分
駐車場:あり(無料)
公式HP:http://www.tagatajinja.com/index.html

津島神社(愛知県津島
~例大祭がユネスコ文化遺産に登録された古社~

全国にある津島神社、天王社の総本山として愛知県津島市に鎮座するのが津島神社。創建540年と伝えられる古社で、尾張五社巡りの一社として多くの参拝客でにぎわっています。

朱に塗られた柱や梁は趣を感じさせ、尾張造と呼ばれる建築様式は愛知県尾張地方に伝わる独特の建築様式です。

かつては熱田神宮も尾張造でしたが、伊勢神宮同様の神明造りに改められており、津島神社の様式は今では貴重な存在。

この神殿造りに尽力したのが織田信長や豊臣秀吉で、特に織田家は氏神として津島神社を敬っていました。

また神社の名声以上に有名なのが例大祭として執り行われる尾張津島天王祭り。日本三大川祭りのひとつに数えられる天王祭は、500有余年の歴史を誇り織田信長にも愛された祭りです。

数百の提灯をまとう巻藁船の巡航は見る人を魅了!この祭りは2016年にユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

津島神社は境内のすぐ脇に駐車場が整備されており、車での参拝もしやすい神社としておすすめです。

【基本情報】
住所:〒496-0851 愛知県津島市神明町1
参拝時間:24時間可能
アクセス:東名阪自動車道「弥富IC」より約15分
駐車場:あり(無料)
公式HP:http://tsushimajinja.or.jp/index.html

尾張大國霊神社(愛知県稲沢市
~天下の奇祭「はだか祭り」が有名な神社~


<出典 : https://www.instagram.com/p/BPiaNHFAJY2/?hl=ja>

地元愛知県では、はだか祭りの国府宮として親しまれているのが尾張大國霊神社。主祭神の尾張大国霊神は、出雲大社の大国主命と同一とする向きもあり、このことからも歴史を感じさせてくれます。

室町時代初期に建立した楼門や江戸初期の拝殿は国の重要文化財にも指定されており、歴史スポットとしてもおすすめの神社です。
本殿横にあり、愛知県屈指のパワースポットとして神聖視されるのが「磐境」。五つの石を円形に並べた原始的な祭祀の姿を今に伝える場所で、参拝時にはぜひ立ち寄っておきたいですね。

この国府宮を有名にしているのが、旧暦1月13日に行われる「国府宮はだか祭り」。全国に多く存在するはだか祭りの中でもトップクラスの知名度と人気を誇る行事で、厄落としの神事として盛大に執り行われています。

かつて尾張国の国府が置かれていた地に近いことから国府宮の名がついた尾張大國霊神社は、駐車場も完備されているので車でのアクセスにも便利。ドライブスポットとしての観光にもおすすめですよ。

【基本情報】
住所:〒492-8137 愛知県稲沢市国府宮1-1-1
参拝時間:24時間可能
アクセス:名神高速「一宮IC」より約15分
駐車場:あり(無料)
公式HP:http://www.konomiya.or.jp/main/

鳳来山東照宮(愛知県新城市
~国の名勝に鎮座する徳川ゆかりの穴場スポット~


<出典 : https://www.instagram.com/p/BF2bMimhKjY/?hl=ja>

徳川3代将軍家光の意思を継ぎ、4代将軍家綱が完成させたのが鳳来山東照宮。愛知県東部の山あいに鎮座する神社で、全国にある東照宮同様に権現さまと呼ばれた徳川家康公を祀っています。

1651年に創建された鳳来山東照宮は、本殿をはじめ多くの建造物が国の重要文化財に指定。神社が鎮座する鳳来山は、山全体が国の名勝になっており観光地としてもおすすめです。
観光スポットとして四季折々の景色が楽しめる鳳来山東照宮は、日光や久能山とともに三大東照宮に数えられ、徳川家康ファンが多く訪れています。

近年は新東名高速が開通したことで、三河地方東部地域へのアクセスが飛躍的に向上。それにより東照宮のある鳳来山への観光客も多くなりました。

神社の穴場スポットと呼ばれ、風光明媚な景色も楽しめる鳳来山東照宮。休日には駐車場待ちの車も現れるなど、今や観光の定番となりつつあるおすすめスポットです。

今のうちに参拝してみてはいかがですか。

【基本情報】
住所:〒441-1951 愛知県新城市門谷字鳳来寺4
参拝時間:24時間可能
アクセス:新東名高速「新城IC」より約20分
駐車場:あり(普通車510円)
公式HP:http://www.tees.ne.jp/~horaitosyogu/

まとめ

熱田神宮を筆頭に日本屈指の歴史ある古社が多く、その格式も高い神社が多い愛知県。観光においては京都と並び神社巡りの聖地とも言われており、現在流行りの御朱印巡りでも脚光を浴びています。

参拝の証として頂く御朱印は、宮司さんの居る神社であればどこでも受付可能なため、神社を巡る際には、御朱印帳を一冊持っておくと便利ですよ。

今回ご紹介した五社は、愛知県の中でも歴史ある神社として、車での参拝におすすめのスポット。ドライブがてら気軽に神社へ立ち寄ってみるのもいいですね。