1969年の発売以来、長きにわたり日本におけるスポーツカーの象徴的役割を果たしてきたフェアレディZ。日産自動車を代表するモデルとして根強い人気を誇っています。

日本市場はもとより北米市場でも爆発的ヒットとなり社会現象を巻き起こした魅惑のクーペフォルム。人々を魅了したフェアレディZの歴史と魅力に迫っていきます。

世界を席巻した初代フェアレディZ(S30型:1969~1978)

1969年、日産自動車から世界をアッ!と言わせる一台のスポーツカーが登場。「ダッツン・ズィー」の愛称で知られ、海外ではダットサンの名で販売されたフェアレディZです。

日本で「Z」の通称で呼ばれ、日本のクーペを先導していく画期的なモデルでした。

1969年の発売後10年間で世界販売台数55万台を記録。スポーツカーとしては空前のヒットとなったモデルです。

欧州のスポーツカー並みの性能を兼ね備えながら非常にリーズナブルな価格が好評で、特に北米市場での人気は爆発的。

名づけ元となった映画「マイ・フェア・レディ」のように華麗な存在となった日産の記念碑的なモデルですよ。

テレビドラマでも活躍した2代目モデル(S130型:1978~1983)

世界的な人気を誇った初代フェアレディZの特徴でもあるロングノーズ&ショートデッキを継承しながらワイドボディを取り入れた2代目。2.0Lと2.8Lの性能が異なるエンジンを搭載し、幅広い需要にも対応していました。

後に2.8Lターボエンジンも追加され、初代モデルに引き続き北米市場で大ヒットを記録。

時代の先端を行く流麗で美しいスタイルも評判となり、スポーツカーとしての地位をしっかり確立した一台となりました。

Tバールーフや60%扁平タイヤを日本で初めて採用したのもS130型。エンジン性能の向上とともに内外装の質感も大幅にアップ! 

ガルウイングドアの改造されたフェアレディZがドラマ「西武警察」にも登場し、スーパーZとして人気を博していました。

ハイパフォーマンススポーツカーへの挑戦!(Z31型:1983~1989)(Z32型:1989~2000)

エンジン型式を直列6気筒からV型6気筒へ変更し、更なるパフォーマンス向上へ挑戦した3代目フェアレディZ。

当時V6エンジンが高級スポーツカーの主流となりつつあり、よりハイパフォーマンスな性能を持つスポーツカーとして高評価を得ています。

全グレードがV6ターボエンジン搭載となり、廉価版スポーツカーから本格的な高級スポーツへと脱皮。

半リトラクタブルのヘッドライトも当時のトレンドですよ。

バブル時代の1989年に登場した4代目フェアレディZ。メーカー自主規制の280馬力エンジンは当時の日本最高出力として知られています。

他の車にはないワイド&ローの迫力あるスタイルと走行性能は高級スポーツカーと呼ぶに相応しいもの。

ライバル関係にあったトヨタ スープラとともにバブル期のスポーツカーを牽引したモデルです。

2年のブランクを経て復活した進化型Z!(Z33型:2002~2008)(Z34型:2008~現在)

4代目モデル(Z32型)が日産自動車の不振もあり2000年に生産終了。絶版車として復活を望む声が大きい中、約2年のブランクを経て2002年に5代目モデル(Z33型)が発売されます。

2シーターのみのボディタイプとなり、内外装ともに今までのイメージを一新! フェアレディZの新たな旅立ちとなった記念すべきモデルです。

3.5Lの大排気量エンジンは馬力、トルクともに余裕ある走りを実現。特に馬力は年次改良で徐々にアップ!

280馬力規制の撤廃も相まって最終的には313馬力まで向上しています。

復活後初めてのフルモデルチェンジは2008年。6代目(Z34型)へと進化したフェアレディZは、動力性能のみならず質感も大幅にアップ! プレミアムな日本産スポーツカーへの飛躍を遂げています。

3.7L高性能なVVELエンジンを搭載し最高出力は、日本車トップクラスの336PS。抜群の走行性能を誇っています。

2017年には7代目へのフルモデルチェンジも囁かれている注目のモデルですよ。

まとめ

往年の名車として知られるフェアレディZは、現代を代表するスポーツカーの一つでもあります。

1969年の発売以来、ほぼ半世紀にわたりスポーツカー市場を牽引してきた唯一無二のモデル。ハンドルを握ってみるとその価値もよく分かりますよ。

日本のスポーツカーの原点を作り、今なおその中心に存在し続けるフェアレディZ。一度は乗ってみたい車ですね。