日本が世界に誇る高速鉄道として50年を超える歴史を持つ東海道新幹線。東京オリンピック開催直前に開通後は、東京・名古屋・大阪の三大都市圏を短時間で結ぶ夢の超特急として一大ブームを巻き起こしました。

快適で安全な輸送のため日々進化を続ける東海道新幹線の開業から現在に至るまでを辿っていきます。

東海道新幹線の開業!大量輸送時代の幕開け

東京オリンピックの開幕に合わせるかのような1964年10月1日、東京と大阪を結ぶ東海道新幹線が開業しました。

時速200kmを誇る高速鉄道は日本の高度経済成長の集大成とも言うべき存在!静粛性・安全性・正確さは世界に衝撃を与えています。

日本初の旅客機YS-11よりも早くデビューした東海道新幹線は、名古屋や大阪を結ぶ大動脈としてビジネス客からの評判も絶大。一夜にして太平洋ベルト地帯のビジネス概念を変貌させたと言われています。

戦後復興をアピールした東京オリンピックと同じ年に開業した東海道新幹線。

日本経済を活性化させるだけでなく観光需要も掘り起こし、東京には新幹線で上京する観光客が多く見られるようになりました。

長年にわたり活躍した0系新幹線


<出典 : https://www.instagram.com/p/BVTlpy1gKqC/?taken-at=639822800&hl=ja>

東海道新幹線が開通した1964年より1999年まで長きに渡り現役車両として活躍した0系新幹線。当時の国鉄が威信をかけて投入した最高時速210kmを誇る車両です。

普通車やグリーン車、軽食を提供するビュッフェ車両を備え12両編成で登場。1970年の大阪万博では16両編成になり、1975年の山陽新幹線開通後は食堂車が組み込まれました。

世界で初めて時速200kmを超える営業運転を達成。飛行機を思わせる丸みを帯びた先頭車両の形状で、初期の新幹線のイメージを確立しました。

ひかり号と各駅停車のこだま号で運行された0系は、現役を退いてもなお新幹線の顔として人気。名古屋市のリニア鉄道館などでその雄姿を見ることができますよ。

東海道新幹線車両の歴史と変遷!

100系車両

<出典 : https://twitter.com/m18xk6/status/770488520402141184>

1985年に東海道新幹線初のモデルチェンジが行われ登場した100系車両。2階建て車両が登場したのが大きな特徴で、グリーン車や食堂車以外に個室席も設けられました。

先代からキープコンセプトながらも戦闘機を彷彿とさせる先の尖った先頭形状は、さらなるスピードアップを期待させるもの。

営業運転速度は220kmながらも230kmへスピードアップを図ったグランドひかり号も登場しています。

1992年の300系、1999年の700系登場で高速化が図られた東海道新幹線。100系車両はその役目を終えて2003年に全車両が現役を引退しています。

300系車両

<出典 : https://twitter.com/0002Ka/status/858088869882765312>

1992年ののぞみ号登場とともに投入されたのが300系車両。それまでの新幹線のイメージを刷新したスタイルが特徴的なモデルです。

最高速度が270kmにまで引き上げられ、徹底的な軽量化や高速化だけでなく安全性能も高めた300系。東京駅と新大阪駅間を従来よりも30分短い2時間30分で結び、大幅な時間短縮を達成していますよ。

のぞみ号がJR東海の本拠地・名古屋駅を通過する名古屋飛ばしなるダイヤ編成も話題となりました。

後継車両の開発・投入により2001年にはのぞみ号の定期運用を外れ、2001年には全車両が現役を引退。700系にその座を譲っています。

700系車両

<出典 : https://twitter.com/xoxo_219a/status/867353427856076801>

IR東海と西日本の共同開発で1999年に営業運転を開始した700系。カモノハシに似た独特な形状に賛否両論巻き起こった話題の車両です。

先に開発されて実践投入されていたJR西日本の500系新幹線に比べて抜群の快適性を実現。285kmの最高速度を実現しのぞみ号の主力車両として活躍しました。

2007年からはひかり号やこだま号に活躍の場を移し、2017年にはひかり号からも撤退。

順次廃車が始まっており、2019年には東海道新幹線の全車両がN700系に置き換えられる予定です。

N700系車両

<出典 : https://twitter.com/MOTOI16/status/864359782248992768>

700系車両をベースに最速・快適・環境をキーワードとして2007年に運転開始された東海道新幹線の主力車両。山陽新幹線では時速300kmでの運行を可能にしており、700系に比べて小さな窓が特徴となっています。

2011年には改良型となるN700Aを投入。さらに2016年にはN700Sの投入を発表。東京オリンピックが開催される2020年を目途に営業運転を開始する予定です。

N700Sは全ての座席に電源コンセントを設置。災害時などの安全性能を強化し、地震発生時の停車距離が5%短縮されています。

次世代を担う新幹線車両としてさらなる飛躍が期待される車両です。

50年を超える新幹線の歴史で新駅も誕生!


<出典 : https://twitter.com/BalloonFlying/status/878386494381187074>

1964年、東海道新幹線は東京~新大阪間に13の駅を配して開業しました。それから半世紀が過ぎ、新幹線利用の多様化などにより4駅が新たに設置。品川駅・新富士駅・三河安城駅・掛川駅がこれにあたります。

中でも東京駅と新横浜駅の中間に位置する品川駅は、東海道新幹線の新しいターミナル駅としても機能。2027年に開業予定のリニア中央新幹線の始発駅としても注目されていますよ。

2017年現在すべての新幹線が停車するのは東京駅や品川駅・新大阪駅をはじめ名古屋駅・京都駅の5駅。どの駅も太平洋ベルト地帯の中核都市にある主要駅で、観光の拠点駅としても機能しています。

東海新幹線は17駅で地域や都市間の輸送を担い、日本の大動脈の輸送機能を確立していますよ。

まとめ

開業後50年以上にわたり日本の大動脈の輸送を担ってきた東海道新幹線。今や東京~大阪間は2時間30分と半日圏内にまで高速移動が可能となっています。

2027年には東京~名古屋間でリニア中央新幹線が開業予定。

世界に類を見ないほどに高速鉄道網が発達した日本において、東海道新幹線は歴史・技術ともに世界トップクラスの鉄道です。