国宝5城のひとつとして存在感抜群の犬山城。建築当時の姿を現在に留める「現存天守12城」最古の歴史を持つ愛知県屈指の観光スポットです。

風光明媚な木曽川河畔の小高い丘に佇み、室町時代に築城が開始された犬山城。当時の面影を現在に残す名城は見どころも豊富です。

今回は歴史を彩る国宝犬山城の魅力を余すとこなくご紹介いたします。

日本最古の現存天守閣を持つ犬山城とは?

国宝5城のひとつとして抜群の知名度を誇る犬山城。愛知県犬山市の風光明媚な木曽川のほとりに佇み、江戸以前に建てられ現在も天守閣が現存する12城の中で最も古い城です。

現在の天守閣の内、2階部分までは1537年(天文6年)頃に完成。これは織田信長が生まれた前後に城として機能していたことになり、歴史ロマンを感じるスポットとして楽しめます。

戦禍にまみえることなく戦国の世を生き抜いてきた犬山城。国宝だけでなく日本100名城にも指定され、観光スポットとしても愛知県屈指の人気を誇っています。

織田信長や羽柴秀吉とも関係があり、付櫓や石おとしなど敵襲を想定した構造も歴史ファンには魅力的。

標高88mの小高い場所にある天守閣からは濃尾平野を一望でき、その景観も素晴らしいですよ。

別名「白帝城」、本家中国をも凌ぐ美しき佇まい

愛知県が誇る国宝犬山城。現存最古の天守閣や建築当時を偲ばせる城内部の造りなど様々な見どころがあります。

その中でも木曽川河畔や日本ライン下り観光船から眺める天守閣は、犬山城最大の魅力の一つとしておすすめですよ。

木曽川沿いの小高い丘に佇む城の姿は、三国志の舞台として知られ長江のほとりに佇む白帝城にそっくり。

江戸時代には荻生徂徠によって白帝城と命名。これは「早發白帝城」という李白の詩にちなんだもの。江戸時代にはすでに名城として人々の心を惹きつけていました。

犬山城を白帝城っぽく見るには船上からが一番ですが、対岸の河畔からも風光明媚な景観とともに佇む天守閣を望むことができますよ。

日本の白帝城と言われる犬山城を見学する際は、周辺を散策しながら、少し遠目に城を眺めてみてはいかがですか。

望楼型天守は時間をかけてじっくり見学しよう

お城の中へ入る瞬間はとてもワクワクしませんか? 今から冒険にでも出発するかのような気持ちになれるのもお城の魅力です。

国宝にして日本最古の現存天守閣という犬山城であればなおさら。望楼型天守は外観が3重構造で、付櫓や石おとしなど見ておきたいポイントがたくさんあります。

屋根の造りも入母屋破風や唐破風の複合的なものとなっており、見ごたえも十分。高さ19mと比較的低い天守閣なので細部まで間近に見れるのもいいですね。

また天守閣内部は4階構造で歴史を感じる木造造りが特徴的。現代社会では中々見れない急な傾斜の階段を使って内部を見学することになります。

年配の方や子供連れの方は気を遣う階段ですが、趣があるのもまた事実。天守閣最上階まで登れば開放感ある素晴らしい景色が待っていますよ。

歴代の城主も見たであろう景観に想いを馳せてみるのも犬山城ならではの楽しみ方です。

城内屈指のパワースポット「大杉様」

犬山城天守閣の東脇にかつてそびえ立っていた杉の木。築城の頃にはすでに存在していたと言われ、樹齢は650年を数える老木です。

伊勢湾台風の際に落雷を受けたことが原因で、その後枯れてしまいました。

身を呈して風雨や雷から天守閣を守ったこの杉の木は、大杉様として崇められており、パワースポットとしても知られています。

枯れる前は高さが24mと天守閣よりもそびえ立った存在で、城とともに犬山城下を見守っていました。

現在は根の部分が櫓に守られるように立っていますが、根と言っても見上げるほどの大きさ。圧倒的なパワーを放つ大杉様を前にほとんどの観光客が足を止めるほどです。

犬山城とともに時代を生き抜き、枯れた今なお天守閣を護る姿は見学しておきたいところ。ぜひパワーを吸収してみて下さい。

犬山城下で行われる世界遺産の犬山祭り

犬山城では毎年4月に行われる犬山祭りを忘れてはいけません。

1635年より行われる歴史と伝統に彩られた祭りで、同じ愛知県津島市の天王祭りなどとともにユネスコの世界文化遺産にも登録。国宝犬山城とともにますます注目を集めています。

13もの山車が犬山城下を巡り、夜は1年を表す365個の提灯が一斉に点火。ライトアップされた犬山城とのコントラストが見事ですよ。

4月の第1土曜、日曜が犬山祭り開催日ですが、市内のどんでん館には4台の山車が常設展示。祭り開催日以外でも間近で山車をの見学が可能で、犬山祭りの雰囲気をしっかり味わえます。

夜になると提灯をまとう山車は、昼は地域伝統のからくりを奉納する車山として城下を巡行。

世界遺産の犬山祭りは一度は見ておきたいところ。犬山祭りの日程に合わせて犬山城へ行ってみるのもおすすめですよ。

犬山城へのアクセス・基本情報

見どころ豊富な犬山城は、城下町の町並みとともに愛知県でも人気の観光スポットです。

名古屋駅から名鉄電車で約30分、車でも1時間かからない立地のため休日には多くの観光客で大変なにぎわいを見せています。

また高速道路からのアクセスもよく、名神高速「小牧IC」からは25分ほど。ドライブの立ち寄りスポットとしてもおすすめですよ。

車の場合、国道41号線「五郎丸交差点」から犬山城方面へと向かう県道27号線が渋滞していることがあります。ぜひ時間に余裕をもって犬山観光へと出かけてください。

【犬山城住所】愛知県犬山市犬山北古券65-2
【営業時間】9:00~17:00(入場は16:30まで)
【定休日】12月29日~12月31日
【入場料】大人(高校生以上)550円、小人(小中学生110円)
【最寄駅】名鉄犬山線「犬山駅」(徒歩20分)、「犬山遊園駅」(徒歩15分)
【アクセス】名神高速「小牧IC」より約25分、名古屋高速「小牧北出口」より約25分
【駐車場】あり(無料、有料)
【公式HP】http://inuyama-castle.jp/

まとめ

白帝城の別名が付くほどに景観もすばらしい犬山城。世界遺産の犬山祭りや夏の鵜飼とともに地域を代表する観光スポットとして人気です。

現存最古の天守閣は建築当時の姿を今に伝える歴史的価値が非常に高く、それでいて国宝5城の中で最も親近感の沸く城とも言われていますよ。

見どころも多く魅力がいっぱいの犬山城は、ドライブスポットとしても最適。

数々の時代を過ごしてきた名城で歴史ロマンを感じてみませんか。