1974年の発売以来、コンパクトカーのスタンダードとして世界中で親しまれるフォルクスワーゲン・ゴルフ。

日本市場でも初代モデルから7代目となる2017現行モデルまで継続販売される知名度の高い輸入車です。

本国ドイツではビートルに変わる国民的人気車として長年にわたり存在感を発揮。

そんなゴルフの華麗な歴史を振り返ってみます。

ビートルの後継車種として登場した初代ゴルフ

1974年、西ドイツのフォルクスワーゲン社から会社の命運をかけ、その後センセーショナルを巻き起こす一台が登場しました。それが初代ゴルフです。

ナチスドイツの国策企業として設立されたフォルクスワーゲン社は、第二次世界大戦後にビートルの生産で一躍トップ企業へと上り詰めます。

カブトムシの愛称で世界的な人気を博し、当時の代表的なモデルでもあるビートル。50~60年代に一世を風靡したビートルも70年代に入ると基本設計の古さから変革を求められます。

そうして一から基本設計を練り、当時の最新技術をふんだんに取り入れた初代ゴルフが登場。

デザインや技術で欧州のライバルメーカーに遅れをとっていたフォルクスワーゲンは、ゴルフという画期的なモデルで再び脚光を浴びる存在となりました。

横置きレイアウトのエンジンがコンパクトボディをぐいぐい引っ張る!

イタリアのカリスマデザイナーとして世界的に知られるジウジアーロがデザインを担当し、エンジンはアウディにて開発された初代ゴルフ。

横置きにレイアウトされた直列4気筒エンジンは、当時の欧州車の中で極めて合理的と評価されたエンジンの一つです。

またコンパクトカーでは主流となりつつあった前輪駆動を採用することで、取り回しの容易さと走りの軽快さを実現。1975年に導入された日本市場においても販売台数を伸ばすことに成功しています。

日本市場への初期投入モデルにラインナップされていませんが、ヨーロッパではホットハッチタイプの「GTI」も存在。

コンパクトカーであってもスポーツモデルがある点は、ヨーロッパ車らしい車種構成ですね。

日本市場にベストマッチ!2代目以降の人気モデル

983年に初めてフルモデルチェンジされ2代目へと移行したフォルクスワーゲンゴルフ。日本市場では1984年~1992年にかけて販売されたモデルでゴルフ2と呼ばれています。

このモデルから日本でもGTIが発売されコンパクトハッチの定番モデルとして人気を呼びました。

右ハンドル仕様でもワイパーなどは左ハンドル仕様のままで、これは当時の基準の曖昧さを象徴する特徴の一つですよ。

日本ではバブルの好景気に突入した時期でもあり、BMW320と並び若者のデートカーとしても活躍!

気軽に購入できる輸入車として大人気となった一台です。

ゴルフIIIと呼ばれ、1992年にモデルチェンジされた3代目フォルクスワーゲン・ゴルフ。

キープコンセプトのデザインながらも曲線を多用し丸みを帯びたスタイルが特徴的なモデルです。

欧州カーオブザイヤーも獲得し、自動車評論家からの評価もかなりのもの。ワゴンタイプやV型6気筒エンジンを搭載したグレードがあるのもゴルフ3の特徴です。

日本では1993年モデルより1997年までの6年間発売され、派生モデルを含め多くのドライバーに親しまれました。

また1997年~2006年まで発売された4代目ゴルフは、3代目モデルのキープコンセプトにて登場。

このモデルはアウディで実績のある1.8L直列5気筒エンジンを搭載し評価されていますよ。

2012年に7代目へとモデルチェンジされたゴルフは、これまでの基本コンポーネンツを一新!次世代プラットフォーム「MQB」を採用し100kgもの軽量化を実現しています。

全高が低くスポーティなスタイルが印象的で、このモデルから駐車ブレーキが電気式に変更されています。

またエンジンやサスペンションなど細部にわたるまで一新! 新たな価値を生み出すモデルとして日本でも人気となっています。

ホットハッチの「GTI」も健在で、ワイド&ローのプロポーションから繰り出す過激なパフォーマンスも魅力的ですよ。

コンパクトでありながら長時間のドライブでも疲れにくい居住性も初代モデルから続くゴルフの伝統で、高速走行時の性能もドイツ車ならでは。

日本市場でも順調に販売を伸ばしています。

世界中から愛されるフォルクスワーゲン・ゴルフの魅力

フォルクスワーゲンを代表する車種として世界中で販売されているゴルフ。単一モデルとしての歴史も古く、1974年の登場から2017年現在にいたるまで7代のモデルが自動車史の1ページを刻んでいます。

累計の生産台数も3,000万台以上を数え、これはトヨタ・カローラに次ぐもの。

カローラが日本における国民車であると同様に、ゴルフもドイツでは国民車として認知されています。

輸入車でありながら気軽に購入できる価格帯や日本のコンパクトカーとは一線を画した重厚感も魅力的。フォルクスワーゲンのブランド力を高めるモデルです。

取り回しの良い軽快な走りもドライバーには魅力的で、何台もゴルフを乗り継ぐ人もいるほど。

一度はハンドルを握ってみたくなる車ですね。

まとめ

世界的に知名度の高い車として知られるフォルクスワーゲン・ゴルフ。1975年の日本発売以来40年以上にわたりコンパクトカーの中心に存在し続けています。

価格もさることながら、そのスタイルも日本車並みに親しみやすいもの。

ドイツ車ならではの走行性能も魅力的で、ハンドルを握った瞬間から楽しめます。

昔から変わらぬ存在のゴルフは、今も輝き続ける存在ですよ。