太閤さんのお城として呼ばれ大阪市民に親しまれる大阪城。安土桃山時代の天下人・豊臣秀吉が築城した城としても知られ、大阪屈指の観光スポットの一つとしても知られています。
戦禍や自然災害などで幾度も築城され直した天下の名城の歴史や見どころを探っていきます。
アクセスや駐車場など観光に便利な情報もありますよ。
大阪城の歴史:築城された年は二通りある?
大阪のシンボルとしてそびえ立つ大阪城。国の特別史跡に指定され、天守の展望台からは緑の木々茂る大阪城公園を見渡せます。
桜の名所としても知られ一年を通じて多くの観光客が来城。見どころとなる天守は築城後何度も再建された歴史を持っています。
ここでは天守とともに歴史を振り返ってみましょう。
豊臣氏大阪城
1585年に豊臣秀吉が築城。時の権力者の栄華を象徴する5層6階の大天守はとても煌びやかであったと言われています。
敷地の一角には大河ドラマでも人気となった真田丸が形成。当時の天守の遺構は現在の大阪城の数メートル地下から見つかっていますよ。
徳川氏大阪城
大阪の陣で豊臣氏滅亡後、1626年に2代将軍徳川秀忠によって築城。焼失した城跡地盛り土をして城を築いたため豊臣氏大阪城の遺構が埋没しました。
現在の天守は昭和復興天守ですが、櫓や石垣などは徳川氏による建造であることが確認されています。
天守は博物館に!大阪の歴史がわるわかり
年間250万人以上もの方が観光に訪れる大阪城。天守最上階にある展望台からは大阪の街並みを一望できます。
また天守は丸ごと博物館にもなっており、戦国時代からの歴史や大阪の街の様子を学ぶことができますよ。
中でも大阪の街を発展させた功労者・豊臣秀吉に関する展示は質や量ともに全国随一のレベル。
秀吉が作った黄金の茶室の原寸大模型や本丸復元模型などの展示物は大阪城天守観光の見どころの一つ。
当時の栄華を垣間見ることが可能です。時期により常設展だけでなく特別展やテーマ展も開催されるので、ホームページで開催時期を確認して訪れるのもおすすめですよ。
天守以外の見どころも押さえておこう!
観光スポットとして天守が注目を集める大阪城。天守をしっかり見学した後は、城内に点在する見どころスポットにも足を運んでおきたいところです。
約71万平方メートルにも及ぶ特別史跡内の重要文化財を見てまわるのも観光におすすめ。文化財を見て大阪城観光を楽しむのもいいですね。
【見ておきたい重要文化財】
・大手門:寛永5年(1628年)に創建後嘉永元年(1848年)に修復
・多聞櫓(渡櫓・続櫓):嘉永元年(1848年)に創建
・千貫櫓及び乾櫓:元和6年(1620年)に創建
・一番櫓及び六番櫓: 寛永5年(1628年)に創建
・金明水井戸屋形:寛永3年(1626年)に創建
蛸石や肥後石など重さ100トンを超える巨石は見れば圧巻の大きさを誇り、そのスケールは想像を超えるもの。
観光で大阪城を訪れたなら巨石の大きさを体感してみるのもいいですよ。
大阪城とセットで立ち寄りたい大阪歴史博物館
大阪城からほど近いNHK大阪放送局に隣接して建つ大阪歴史博物館。大阪やその周辺の歴史を4つのゾーンに分けて展示する魅力的な施設です。
大阪城天守閣とセットになったお得な入場券も発売されており、観光での利用にも便利。
古代から現代に至るまでの大阪の歴史を史料や復元模型、映像などで探訪。博物館ならではの学芸員の解説も聞くことができる文化的・歴史的なスポットとしておすすめです。
大阪城に行く際にはこちらの大阪歴史博物館にも足を運んでみてはいかがですか?
今まで知らなかった新たな大阪の歴史を発見できるかもしれませんよ。
大阪城の基本情報!アクセス&駐車場も網羅
大阪市の中心地に位置し公共交通の利便性も高い大阪城。鉄道や市バスだけでなく水上バスでのアクセスも可能です。
【アクセス方法】
・神戸方面より:阪神高速13号東大阪線「法円坂出口」より約3分
・東大阪方面より:阪神高速13号東大阪線「森之宮出口」より約2分
・大阪城公園駅前駐車場(171台):24時間営業、60分350円(8:00~22:00)
夜間は1時間150円
・森ノ宮駐車場(98台):24時間営業、60分350円(8:00~22:00)
夜間は1時間150円
・住所:大阪府大阪市中央区大阪城1-1
・営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
・定休日:12月28日~1月1日
・料金:大人600円、中学生以下無料
・URL:http://www.osakacastle.net/
まとめ
広大な敷地に昭和初期に復興された天守がそびえ、大阪屈指の観光スポットでもある大阪城。比較的中心地に近く交通アクセスも良いため、1年を通して観光客が多く訪れます。
大阪の歴史を垣間見ることができるスポットとしてもおすすめで、歴史ロマンに触れることができますよ。
大阪観光の際には訪れてみませんか?