1月に開催された東京オートサロン2017において、日本では約7年ぶりとなるシビックの発売が正式にアナウンスされました。
2010年の8代目シビック発売終了以来、日本国内では限定生産されたタイプRのみが発売。海外では発売され続けるハッチバックやセダンの日本再投入を期待され続けた車でもあります。
そして今回10代目となるニューモデルは伝統のハッチバックだけでなくセダンも発売され、タイプRも同時投入されますよ。
今回は大きな期待を受けるシビックの最新情報をお届けします。
北米ではすでに発売開始!気になるその概要は?
2015年に発表された北米仕様のシビックは、ハッチバック、セダン、クーペの構成で、クーペがあることがいかにも北米らしい感じがします。
新型シビックは、全てのモデルが世界統一のプラットフォームを使用していることが最大の特徴。
これまで日本、北米、欧州と車名は同じでも中身は全く違っていたシビックですが、統一されたことによりホンダの世界戦略の顔として期待が持たれています。
ホンダの新たなデザインコンセプトに基づいて形成された世界統一デザインとして、「ソリッド・ウイング・フェース」を採用。ワイド&ローのスポーティなデザインはアメリカでも高い評価を得ていますよ。
日本仕様車はハッチバックとセダンの二本立て
先行発売されているアメリアでの評価が高く、日本発売が待ち遠しく感じる新型シビック。2017年夏の発売開始時にはハッチバックとセダンがラインナップされます。
搭載されるエンジンは1.0L直3ターボと1.5L直4ターボが有力で、海外で評価の高いディーゼルエンジン搭載モデルの販売は見送られる可能性あり。
CVTとの組み合わせでスムーズな走りに期待でき、よりスポーティーな走行が可能なMT仕様車も設定される模様です。
ホンダセンシングをはじめとした安全支援装備や先進装備も充実し、更に全幅1,800mmのワイドなプロポーションは小型車の域を超えてワンクラス上の風格を体現しています。
シビックといえば「タイプR」、今回はカタログモデルとして登場!
ホンダ シビックと言えばやはりタイプRですよね。
レースで培ったホンダVTECを搭載し、FF車最速の称号を手にしてきた名車として根強いファン層を持つモデルです。そのタイプRが2017年夏、一般モデルと同時に販売開始されますよ。
大開口のフロントバンパー、20インチアルミホイール、ボンネットに開けられたエアダクトなど、徹底的に走りを意識。
伝統の赤いエンブレムも輝きを放っており、ファンが待ち望んだ瞬間は目と鼻の先に迫っています。
搭載されるパワーユニットは、345馬力を誇る2,0L直噴ターボがほぼ確定し、6MTとの組み合わせで、最高のパフォーマンスを実現。リアセンター3本出しマフラーもシビックRの本気度を物語るアイテムとして非常に特徴的です。
歴代最高の仕上がり!質感大幅アップの室内空間
ホンダの車種としてはトップクラスの歴史を誇るシビック。スーパーシビックやワンダーシビックなどの愛称もある親しみ深い車で、各モデルともエントリーカーとしての役割も担っていました。
視認性の良いメーター類や機能的に配置されたセンターパネル、そして一体感あるナビゲーションは全体的に近未来を思わせるデザインで、その操作性も抜群。
シートやドアまわりなども含めて細部にまでこだわった仕上がりは、歴代シビックの中でも質感の高いものになっています。
華麗なエクステリアとともに上質なインテリアも北米では評価されており、これも販売が好調な要因です。
まとめ
日本車の歴史の中で、ここまで幅広い年代から親しみ深く語られる車がかつて存在したでしょうか。
ハッチバックとしての実用性と時代の先端を行くデザインを兼ね備えた格好良いモデルは、時には可愛らしく感じてしまうことも。
そんなシビックが最先端のモデルとしてまもなく日本再登場を果たします。
大衆車のイメージを刷新し、ホンダの世界戦略車の中心に位置付けられるシビック。
ドライブする楽しみがまたひとつ増える日まであとわずかで、シビックでカーライフをより楽しむのもいいですね。