今、2017年10月に開催される東京モーターショーが大注目!。それは次期クラウンが遂に姿を現そうとしているからです。
1955年の初代モデル発売以来、日本の高級車市場を牽引してきたクラウンが2018年春にフルモデルチェンジ。王冠をまとったトヨタの高級車種は、スタイリッシュな外観と先進技術を搭載しいよいよ登場。
待ちきれないという方も多く、根強いファン層を持つ15代目新型クラウンをいち早くご紹介いたします。
圧倒的なブランド力
~「いつかはクラウン」の言葉がもつ憧れと信頼~
2017年現在発売されている14代目クラウンから遡ること30数年。「いつかはクラウン」のキャッチフレーズでラグジュアリーサルーンの頂点を極めたのが7代目クラウンです。
憧れで有り続ける車であるために、当初2017年末にフルモデルチェンジする予定であったものを2018年に延ばすほどの力の入れよう。これには陣頭指揮を執る豊田章男社長はじめメーカーの並々ならぬ姿勢が受けて取れますね。
クラウンへの憧れとゼロクラウンからの若々しさを融合した新型クラウンは、往年のファンのみならず新しい客層へも切り込もうとしていますよ。
次世代プラットフォーム「TNGA」を初採用でデザインも一新!
新型プリウスなどで既に採用されているトヨタ自動車の新型プラットフォーム「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」。
これは今後レクサスを含む全トヨタ車が採用する新しいプラットフォームで、次期センチュリーやレクサス新型LSなどもこのプラットフォームを採用する予定。クラウンをはじめトヨタが今後発売するプレミアムセダンは、全ての車種がTNGA-Nを使用し共通化されることで効率化を図ることとなります。
このTNGA-Nの採用により世界基準の安全性はもちろんのこと、走行性能やデザインについても新たな可能性を実現。
2種類のシリーズは引き続きラインナップされ、伝統のロイヤルシリーズは、より優雅でエレガントに進化。スポーティーなアスリートシリーズは斬新なワイド&ローで、どちらのモデルも存在感ある新型に期待です。
搭載パワーユニットは燃費も向上
次期クラウンに搭載されるエンジンは2.0L直噴ターボエンジンと2.5L直4ハイブリッドエンジンの2種類が予定されています。
現行モデルにラインナップされているV6エンジンは採用されない見通しで、エンジンのダウンサイジング化を実施。
トヨタ独自の技術で小排気量ながらも高性能、低燃費を実現したエンジンの採用で、クラウンの走行性能はより日本の道路事情に合ったものになります。
新型クラウンでは現行235psの出力もアップが図られ、特筆すべきはその燃費。現行クラウンの13.4km/Lから15.0km/Lへと大幅な燃費改善が実現する予定で、ターボエンジンであるにも関わらずクラストップの低燃費となります。
新型クラウンに期待する派生モデル
~FCVとGRMN~
2014年、トヨタ自動車が世界で初めて水素を燃料にする燃料電池車(FCV)を発売しました。
販売実績の多い量産モデルでの市販化はクラウンが初めてで、トップクラスの環境性能を誇る車の登場に注目が集まっていますよ。
また次期クラウンにはGRMNモデルも存在することが判明しています。
トヨタGAZOOレーシングが、ドイツ・ニュルブルクリンクで培ったレーシングスピリットを植え付けたモデルで、その名も「クラウンTGR」。
340馬力を誇るパワーユニットと一般モデルよりも30mm低いプロポーションは迫力あるものになりそうですね。
新型クラウン最大のライバルは?
ライバルと切磋琢磨して進化成長し続ける。これは人間も車も同じで、クラウンにも多くのライバル車が存在しています。
その中でクラウンの揺ぎないアイデンティティを考えると、次期クラウンの最大のライバルはメルセデスベンツEクラスが最右翼となるでしょう。
420万円からと予想されるクラウンに対しEクラスは520万円からと車格や価格もライバルとして真っ向勝負できる内容。
日本のトヨタとドイツのベンツはイメージも似ているので、ライバルとして進化し続ける2車が今から楽しみです。
まとめ
クラウンという響き、ここまで人々の心に響くネーミングの車はかつて存在したでしょうか。
クラウンの持つ優雅で実直なイメージに、年齢問わず根強い人気を誇っています。
今回6年ぶりというフルモデルチェンジが2018年に迫っており、新型を待つファンにとっては発表まで待ち遠しい時間ですね。
新しいプラットフォームを採用し、高級車としての優雅さを残しつつ若返りを図る新型クラウン。日本車の至高の登場は今から楽しみです。