トヨタの世界戦略ブランド「レクサス」のフラッグシップモデルでもあるLSがフルモデルチェンジを迎えようとしています。
2017年12月の登場が予定されている新型レクサスLSは、2017年1月のデトロイトモーターショーでベールを脱ぎその姿を現しました。
トヨタが威信をかけ約10年振りとなる新モデルでは、圧倒的な高級感やラグジュアリー感に若々しさを注入するなど攻めたモデルとなっています。
今回は世界が注目するレクサスLSの凄さと魅力を探っていきます。
顧客満足度No,1のレクサスは一台の車から始まった
1989年、世界はある車の登場に度肝を抜かれてしまいます。
日本名「セルシオ」と名付けられたその車は、世界中の高級車メーカーを焦らせたと言われるほど完成度の高い車でした。
このLSを管轄するレクサスは、販売台数の多いアメリカにおいても顧客評価が高く、満足度も常にトップクラスを維持。
日本においても同様の評価を得ているため、LSは1,000万円を下らない高級車ながらも安心して購入できる車です。
現在のレクサスLSの礎を築いた初代セルシオは、日本車の中でもとりわけ評価の高い名車として、名古屋市のトヨタ産業技術記念館などに展示されていますよ。
高級感と若々しさが調和した精悍なフォルム
2017年1月のデトロイトモーターショーでその全貌を現した新型レクサスLSは、トヨタのフラッグシップモデルのの新型とあって世界中から注目の的です。
新開発の「GA-L」プラットフォームは、次世代の高級車を意識した最新のプラットフォームで、低く構えた風格あるエクステリアを生み出しています。
かつて賛否両論を巻き起こしたスピンドルグリルは、よりシャープさを増したデザインで継続。定着しつつあるレクサスの顔を精悍に見せてくれますよ。
全長5mを超える4ドアの大型セダンであるにも関わらず、クーペを思わせる流麗なフォルムは、ひと目でLSと分かるデザインです。
堂々たる風格!誰もが羨む超高級インテリア
ひとたびシートに座ればその優越感は他車を圧倒する上質なインテリア。オーナー自らがハンドルを握る楽しみを最大限に引き出した落ち着いた空間は、ゲストにも優雅な時間を提供してくれます。
特にシートは、誰でもフィットするポジショニングだけでなく、まるで背中を指圧されているかのようなリフレッシュ機能も装備。
またワイド画面でとても見やすいナビゲーションは、アームレストに装着されたジョグパッドを指でなぞるだけで操作可能です。
細部にいたるまで徹底的に機能性と快適性を追求し、見た目の美しさにもこだわるインテリアは、その風格すら漂っていますよ。
新開発エンジンが期待大!
2017年末にも発売開始される新型レクサスLSの目玉のひとつがエンジンです。トヨタがLS用に新開発した3.5L V6ツインターボエンジンが搭載。
動力性能と静粛性に極めて優れたエンジンは、燃費性能までもがクラストップレベルとなっており、ハイパフォーマンスが期待できますよ。
高級車ならではの重たい車体をスムーズに発進させる圧巻の加速力は、現行モデルをも凌ぐほど。またターボエンジンとは思えないほどの静粛性も、初代セルシオから培われてきた魅力のひとつです。
また運転を自動で制御する「レクサスダイナミックハンドリングシステム」と連携。十分なパワーフィールを体感しながら、安定した快適なドライブを楽しめるのもレクサスLSならではです。
世界初の自動衝突回避機能を搭載
新型レクサスLSには世界初となる最先端の機能が装備されています。
それが「プリクラッシュセーフティ」と呼ばれる機能で、自動操縦で衝突回避を支援する画期的なシステム。
衝突の危険性を察知すると自動ブレーキが作動するシステムはすでに各車装備されていますが、レクサスLSはさらに安全性を高めています。
自動ブレーキでも衝突が回避できないと判断した場合には、自動操舵で方向転換を行い安全なスペースへと誘導。被害を最小限へと導いてくれる最先端の技術です。
また大型ヘッドアップディスプレイに危険を注意喚起する機能についても、今までになかった新技術として事故回避への効果が期待できる装備です。
世界でも唯一無二の機能を搭載したレクサスLSは、世界トップクラスの安全装備でデビューを果たします。
まとめ
世界の高級車市場においては後発組と言われるレクサスLS。
歴史と伝統を持つBMWやベンツなどに比べれば不利と思われがちな分野で、常にトップクラスの評価を得ているLSは、新型になることで更に進化が期待されます。
プレミアムセダンとしての風格はもちろんのこと、ワイド&ローでクーペを思わせるフォルムはスポーティで圧倒的な存在感。
世界の高級車メーカーが一目置くプレミアムセダンは、発売予定の2017年末まで待ちきれないほど魅力的ですよ。