日本屈指のビーチリゾートが点在し人気旅行先ランキングでも常に上位にランクされる沖縄。鉄道がないため、観光客の移動はもっぱらレンタカーが主流です。
初めて沖縄を訪れる人にとってはトキメキさえ感じる沖縄旅行。レンタカーでの観光は非常にワクワクさせてくれます。
今回はレンタカー初心者必見!沖縄でレンタカーを運転する際に注意すべき点をまとめてみました。
「わ」ナンバーがやたら多い沖縄独特の道路事情
沖縄は本州の大都会に比べて人口も少ないため、車が少ないと思われがちですがそんなことはありません。そして運転手の幅の広さは全国屈指です。
鉄道が無い沖縄では、バスやタクシー、車が主な移動手段。県庁所在地の那覇市から沖縄第二の都市名護市までバスですと約2時間もかかってしまいます。
観光地ではレンタカーが多いのもうなずけますが、沖縄は群を抜いた多さであることを認識する必要があります。
走っていてすれ違う車はレンタカーばかりということも日常茶飯事。相手も不慣れだということを分かった上で安全運転を心がけましょう。
米軍車両に気を付けよう
市街地を米軍用車が走行するという日常風景。平和慣れした日本の中でも沖縄は異質な事情を抱えています。
現在は米軍関係者も横柄な運転をすることはありませんが、不幸にも米軍車両と事故になってしまった場合を考えると特に注意が必要となります。
日本の公道での事故にもかかわらず日米双方の警察が検分し、保険金請求なども煩わしさを要するため、できれば避けて通りたいもの。
楽しい沖縄旅行にするため、初めて見る米軍車両の前でも普段通りの安全運転で観光を満喫したいですね。
スコールに注意!沖縄の道はツルツル滑りやすい
日本であってもどこか外国っぽい沖縄。初めてレンタカーで観光すると、外国っぽい情緒が良くわかります。
スコールの多い南国で、わざわざ滑りやすいサンゴを使うのは何故?と思いませんか。
これは建設コストやアスファルトに使われる硬質砂岩が少ないことが原因とされサンゴ礁の多い地域ならではの特性です。
市町村道では100%隆起珊瑚礁石灰岩で道路ができていますので、雨の日は早めのブレーキを心がけてくださいね。
その中にあって沖縄自動車道だけは本土同様に硬質砂岩100%で舗装されていますよ。
那覇の渋滞は全国ワースト!時間に余裕をもって運転を
沖縄県庁所在地で、国際通りなど観光スポットも多い那覇市。朝夕の通勤ラッシュ時はもちろんのこと日中はほとんどの幹線道路で渋滞が起きやすくなっています。
沖縄旅行中日で渋滞にはまってもホテルに帰るだけなので良いですが、最終日に渋滞に遭遇したら大変です。
沖縄旅行最終日に那覇市内を観光する場合には、レンタカーの返却時間や飛行機の時間をしっかりと把握して行動プランを練る必要がありますよ。おすすめは初日か中日での那覇市内観光。
ある意味東京や大阪よりも渋滞が深刻な那覇市では「渋滞は当たり前」の気持ちを持つことも重要で、それを踏まえた上でレンタカー観光を楽しんでください。
野生動物の飛び出しには細心の注意を
沖縄本島北部や離島でレンタカーを運転する際には、動物にも気を使う必要があります。
日本で唯一飛べない鳥として知られ天然記念物に指定されるヤンバルクイナは、本島北部ヤンバル地域に生息しており、近年はレンタカーとの接触も多発。万が一接触した場合には普通の事故同様にレンタカー会社に連絡して指示を仰ぎましょう。
独特な自然景観が人気の西表島でレンタカーを利用するときも、イリオモテヤマネコには十分に注意! 日本が誇る希少価値の高い動物を守る観点からも運転の際には気を配っておきたいですね。
まとめ
不慣れな場所でのレンタカーの運転は不安が付きまとうもの。ましてや初心者であればなおさらですね。
沖縄ではレンタカーを借りる際の重要事項説明でほとんどを説明してもらえますが、今一度自分なりにアドバイスの冊子を読み返してみるのもおすすめ。
交通事情や沖縄独特の習慣を理解した上でレンタカーを利用すれば、観光もより一層楽しくなりますよ。