国宝5城の一つとして一年を通じて多くの観光客を魅了する彦根城。琵琶湖のほとりに佇む天下の名城には、天守をはじめ櫓や門など築城当時の姿を留める歴史的建造物が多く存在しています。
またゆるキャラ「ひこにゃん」が登場したことで更に知名度は向上。
歴史ロマンが詰め込まれた彦根随一の観光スポットの見どころをご紹介いたします。
近代城郭の傑作は江戸時代初期の築城
古くからから京都と東国を結ぶ交通の要衝として重要な役割を果たしてきた彦根。織田信長の築いた安土城や羽柴秀吉が入城した長浜城も近くに位置しています。
彦根城は江戸時代初期の1603年に築城を開始。1606年には天守ができ、1622年にすべての工事が完了して彦根城が完成しました。
彦根城は戦いを想定して建てられた城としても有名。
天守の登り階段は62度という急な角度に作られています。
天守と附櫓・多聞櫓など国宝と重要文化財は見ておこう
大津城から移築転用したとされる天守は3層構造。
江戸初期以前の天守が現存する12城の一つで、天守から続く附櫓・多聞櫓とともに国宝に指定される城内随一の見どころスポットです。
築城当時の姿を現在に留める遺産として歴史ファンならずとも見ておきたいところ。
現存例の少ない登り石垣があるのも彦根城の特徴。右側の石垣は牛蒡積みの技法で、左側は落し積みで作られています。
廊下橋をはさんで左右対称に作られ、天秤に似ていることから名付けられた名所ですよ。
玄宮園:大名気分で庭園を散策
国の特別史跡に指定される彦根城には玄宮園と名付けられた大名庭園も存在。4代藩主井伊直興によって1677年に造営された庭園で、天守をバックに散策を楽しめるスポットです。
園内にある鳳翔台は藩主が客人をもてなした茶室で特別な場所。今でもお茶を楽しむことができ風流な時間を満喫できますよ。
また楽々園は藩主の下屋敷として建築され国の名勝にも指定される観光名所。雷の間や楽々の間など工夫を凝らした部屋が残っています。
玄宮園は彦根城観光の際にはぜひ行っておきたいスポットですね。
彦根城観光に便利な駐車場情報
彦根城周辺には観光に便利な駐車場が複数存在しています。
どの駐車場も彦根城へは徒歩圏内。夢京橋キャッスルロードへも足を運びやすいのが魅力的です。
お城を観光した後は、昔ながらの町並みが素敵な城下町を散策するのもおすすめ。
【桜場駐車場】
・収容台数:110台
・営業時間:8:30~18:00
・定休日:無休
・料金:1日400円
・収容台数:25台
・営業時間:8:30~18:00
・定休日:無休
・料金:1日400円
・収容台数:160台
・営業時間:24時間
・定休日:無休
・料金:2時間まで200円、その後1時間100円(1日最大800円)
・国宝・彦根城築城410年祭開催のため2017年12月まで閉鎖。
彦根城基本情報&アクセス
・名称:彦根城
・住所:滋賀県彦根市金亀町1-1
・営業時間:8:30~17:00
・定休日:無休
・観覧料金
(彦根城・玄宮園)一般600円、小中学生200円
(彦根城・博物館)一般1,000円、小中学生350円
2017年12月10日迄は国宝・彦根城築城410年祭の料金が適用されます。
ホームページなどでチェックしてみて下さいね。
・アクセス:名神高速「彦根IC」より10分
・ペット同伴:可能(建物内は不可、リード付き)
・周辺スポット
夢京橋キャッスルロード(彦根城より徒歩3分)
埋木舎(彦根城よりすぐ):井伊直弼が青春時代を過ごした舎
四番町スクエア(彦根城より徒歩10分):生まれ変わった市場街商店街
・URL:http://www.hikoneshi.com/jp/castle/
まとめ
滋賀県屈指の観光スポットとして多くの方が訪れる彦根城。建築当時のままの姿を見学できる歴史的にも価値の高いスポットです。
中でも国宝に指定される天守は一度は見ておきたい名所。周辺には駐車場も整備されていることからドライブスポットとしても利用しやすいですよ。
休日にドライブ観光に彦根城はいかがですか?